ステンレスピンチと言っても、一般的なステンレス製の洗濯バサミと見た目は変わりませんが、農業資材用に太いスプリングを採用したことによって耐久性に優れ、バネの力も通常規格に使用されている物よりも強い仕様にしました。
では、実際にどういった物が使えるか、下記で述べていきます。是非ご覧ください。
葉菜類(レタス・キャベツ・ほうれん草etc…)を栽培されている方にとって、トンネル栽培方法が必須となり、切っても切れない関係にあります。
トンネル栽培とは?カンタンに・・・
畝(うね)をビニールなどでトンネル状に覆って作物を栽培する方法です。トンネル被覆をすれば、冬から春にかけていろいろな種類の野菜を栽培できます。
このトンネル栽培に使われるのが「ダンポール」と言われる、トンネル栽培用支柱です。
一般的に多く使われているのが、5.5mmのダンポールでFRPと言われる素材の特徴をそのまま引き継いでいるので、非常に軽く柔軟性と、耐久性を併せ持った支柱です。
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そのダンポールを使い、ビニールなどをトンネル状にして支柱に留める際に、今まで長く使われてきたのが、いわゆるトンネル支柱用パッカー、通称「シャクトリムシ」です。
シャクトリムシは現代農業ではメジャーなアイテムのひとつですが、使いやすい反面デメリットもあり、「外す際にビニールなどを傷付けてしまうので大変」、「材質がプラスティックですので、朽ちてすぐ持ち手が崩れて、崩れた破片が作物に混入する可能性があるので困っている」などのお悩みを直接耳にしました。
この問題を解消するために、まず材質はプラスティックからステンレスにし、付け外しが簡単な洗濯バサミ型にした「ステンレス園芸ピンチ」です。
材質をステンレスにすることによって、雨や霜による錆や製品の劣化防止に対応し、洗濯バサミ型にすることによって作業の簡略化を図りました。
また、ハサミ部分にも支柱と接する箇所には、切り込み加工を施し、先端部分はビニールの揺れに対応するように平らな皿状に設計しました。
これにより強風などにより、ビニールが飛んでいくような問題も回避しました。
使用されているユーザーに意見をお聞きし、台風でもビクともしなかったと報告も受けており、頑丈なトンネル栽培を期待できます。
※ハサミ部分の切り込み加工によってビニールが破けるのではないかと心配をされることもありますが、オススメしているポイントとしては、支柱とハサミの間に厚紙を入れるとより一層ビニールの損傷の心配を改善されます。
従来のステンレスピンチでは、11mmの支柱まで使える仕様でしたが、13mmのトンネル支柱にも対応でき、尚かつもっと幅広く色々な農業の場面で使っていただきたいと思い、13~20mmの支柱に対応できるように「ステンレス園芸ピンチ(大)」を作りました。
この商品のきっかけは直接農家さんの要望があり、きゅうりネットに付いている紐を支柱にくくりつける作業を簡略化したいとのことで、右図のようにネットと支柱をピンチで挟むだけで使用できるようにしました。
また、それ以外でも20mmまで対応しているので、19mmのハウスパイプにも使え、ハウス栽培の内張り用としてもご使用いただけます。
ステンレス園芸ピンチではグリップ力(挟む力)を強くしていたのですが、今回はきゅうりネット・イボ竹などで使われる用途が多いので家庭菜園向けにグリップ力を少し弱め、女性やお子様・ご年配の方まで幅広い世層に使っていただけるように設計しました。
ハウス栽培をされている農家さんでよく使われているのが、19・22・25mm口径のハウスパイプです。
このハウスパイプにもパッカーが一般的に使われていますが、ハウス栽培をされている農家さんが持たれる2つの悩みがあります。
という意見があり、この悩みを元に従来の規格で19~25mmまでに対応した商品が「施設園芸用ステンレスピンチ」です。
スプリングもしっかしとした口径を採用し、グリップ力も耐久性も当社のピンチシリーズでは一番頑丈に作られております。
もちろんステンレス製によって錆もないので、パッカーでのプラステッィクが朽ちて、破片が落ち作物に混入する恐れもありません。
耐久性にも長けているので、安心してお使いいただけて、オールシーズン使っていただけます。
また、業者様用として「施設園芸用ステンレスピンチ 60個入り」がございます。