農作物や建築物の糞害などの鳥害から守るオススメアイテムを紹介します。
広大な田畑を使って農作物を生産される農家さん、あるいは家庭菜園などで栽培されている一般生産者さんにとって一番のネックとなる問題は天災・害鳥・害虫・害獣対策です。
古き時代から農業が盛んな日本では、上記の4大害に苦しみながらも、農業に携わるすべての方が時間と努力を惜しみなく使い対策を考え、様々な製品を今日まで開発されました。
開発当初、株式会社ハナオカが4大害の中で最も目を付けたのは害鳥対策です。
一般的に鳥は視覚・聴覚ともに人間と大体同じと言われております。ただ、人間と唯一違うのが、紫外線をあらゆる鳥類が人間以上に感知してしまうということです。
この紫外線は人間ではしみ・しわなどが生じるUV-A紫外線成分から日焼けなどが生じるUV-Bという紫外線成分、そして高い殺菌作用のあるUV-Cをすべて含んだ紫外線成分、これら全部含めて近紫外線といいます。
この近紫外線といわれるものを鳥が嫌がり、忌避効果が得られるという結果が出ました。
右下の画像を見てください。農業に接している大半の方が一度は目にしたことがあると思いますが、これは「防鳥テープ」という製品です。
株式会社ハナオカの害鳥対策製品はここから始まりました。
では、株式会社ハナオカのラインナップを下記にて紹介していきたいと思います。
使用素材ですが、この防鳥テープにはポリエチレンハイブロンフィルムといった素材を使われています。
実際にはスナック菓子の袋などに使われている、日常でも良く手にされているものです。
このハイブロンフィルムの特徴は、手でも安易に切り裂けないのが特徴です。
実際にはスナック菓子袋の上下に山形切れがありますが、それ以外の箇所から袋を力一杯破ろうとしても破れませんよね?
ハイブロンフィルムは切れ目がない所からはなかなか破れにくいというのが特徴です。
構造は上記にあるハイブロンフィルムにアルミニウムを丁寧に蒸発させ、その上から赤色や金色カラーフィルムを丁寧に貼り付けます。
これらすべてが国産製造という点での商品の耐久性も海外製の製品と比べ耐久性にも優れております。
また、アルミニウムを綺麗に蒸着しないと、紫外線によって伸びたフィルムからカラーフィルムだけが剥がれ落ち、農作物に混入してしまう可能性があります。
国産製造ではこの過程が特に重要視され、生産者様に安心してご使用いただけるように考えて丁寧に本商品を製造されております。
また、特殊な加工で電気絶縁性の防鳥テープ「防鳥目玉テープギラギラ」や広幅でより光の反射の効果を得られる「防鳥テープワイド 20mm」、「防鳥テープワイド 30mm」なども作られており、バラエティにとんだラインナップでご提供しております。
上記でも述べたように、防鳥テープと同様に防鳥糸も株式会社ハナオカでは古くから発売している商品です。
主に防鳥糸でメジャーなのは防鳥糸キラライエロー(SK-30)です。
支柱から支柱に張るだけで防鳥の役目をします。
黄色ポリエチレンの糸に光る銀ラメをねりこみ、光の反射で鳥を寄せ付けなくします。
また、黒ポリエチレン糸に銀ラメ入りで加工している見張糸キララデラックスもございます。
昔から防鳥テープと防鳥糸の組み合わせで、害鳥の忌避精度を上げている生産者様が多数いらっしゃいます。
と同時に、この防鳥糸と代わりに普及しているのが釣り用糸、つまりテグスを使われる生産者様も多く見受けられるようになりました。
透明のテグスが太陽光を受け、光の乱反射率も防鳥糸より優れているという点でご使用になられています。
当社ではそういったテグスのラインナップで防鳥ナイロンテグスYT-246があり、1巻4,600mですので、主にプロ用としてお使いいただいております。
純正のテグスを凹凸加工で光の反射率を劇的にアップさせたキライ線200m・キライ線500mや、紫外線対策で農業用ならハウスパイプの屋根部分、一般家庭のベランダや公園の池などに使用されている防鳥耐候テグスなどがあります。
2015年6月に農業新聞の一面で、黒のテグスがカラス避けに効果大と記事が掲載されていました。
黒のテグスは上記にも述べた透明のテグスとは全く逆の忌避方法となります。
右の写真を見ても少し分かりづらいですが、黒のテグスは周りの作物や樹木などの風景や影に黒色が馴染むので、カラスが何の疑いもなく田畑に入って生産物を食い荒らそうとしている時に、羽が当たります。
カラスは命の次に羽が急所だと言われており、急所である羽がテグスに当たれば、カラスは恐怖を感じてその場から逃げて生息地域を移すようになります。
当社もこの黒のテグスを防鳥ナイロンテグス・黒スリムという商品名で出品しております。